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取材
2021.11.17

兼業農家 F・J様の「おいしいお米をつくりたい」をアシストしています。~稲の天日干し作業編~

先日J-PAS LUMBUSⅡの導入事例掲載に応じていただいた農家F・J様より「稲の天日干し作業を始めており、アシストスーツが大変役に立っている。 是非、作業の見学にお越しください。」とのご連絡をいただき、当社メンバーは早速、F様宅の水田へお伺いしました。

導入事例はコチラ→

見学当日はまさしく秋晴れ。青く澄んだ空と二上山の美しい景色が私たちを迎え入れてくれました。F様の水田へ向かい歩いていくと、ちょうどF様とお母様が稲の天日干し作業をされているところでした。作業が一段落した後にF様へインタビューさせていただきました。

秋の空と二上山(左)稲干し作業風景(右)

-J-PAS LUMUBUSⅡはどの様な場面にお役に立っていますか

まず、稲干し作業を行う前に、稲を干す為の鉄骨の足場を組む必要があります。1本あたり4kg~10kgの鉄骨を約200本。倉庫からトラクターへ積み込んで持ち運ぶ時にアシストスーツが大変助けになっています。

稲干し用の鉄骨3列あり
実際に持ち上げみました。この重さが何回も続くと辛いです。

稲干し場を組んだ後、バインダーで刈り取り後あらかじめ一つに束ねておいた稲を、稲干し場へ運ぶのですが、束になった稲をトラクターへ積み込む際もアシストスーツが役に立っています。繰り返しで起き上がり、しゃがみ込む動作が必要となりますが、アシストが必要な時に効いてくれしゃがみ込む際も邪魔にならず、長時間の繰り返し作業の負荷を軽減してくれます。また、本体がコンパクトな為、アシストスーツを着たままでもトラックの運転席へ乗り込んで運転出来るのも便利なところですね。本体も重量を感じない為、着用したままで天日干し作業も行えます。

稲をトラクターへ積み込む作業
J-PAS LUMBUSⅡを装着してもトラクターへ乗り込めます。
装着したまま稲干し作業が出来ます。

-稲の天日干しは毎年行っていますか

今年初めて挑戦します。稲を天日干しする農家は少数派だと思います。コンバインを使うのが今の主流となっており、コンバインだと稲刈り、稲の回収を同時にやってくれます。一方で乾燥の為の乾燥機が必要となり、年に一度しか稼働しない乾燥機を置いておくのが、もったいないと考えました。そして、何より稲を天日干しするとお米の味がぐっと深まってよくなると聞いています。手間と時間は掛かりますが、せっかくつくるのであればおいしいお米をつくりたいと思い今年から挑戦することにしました。稲干し場の鉄骨を運んで組み立てたり、稲の束を積み込んだり人的作業は増えますがアシストスーツがあれば作業負担を減らすことが出来ます。

-今後、J-PAS LUMBUSⅡをどの様な作業に活用される予定ですか

稲を干した後にハーベスターで脱穀をするのですが、脱穀後の籾の持ち運びに使えそうです。また、これは既に効果を実感していますが、お米を袋詰めして出荷の為に運び出す際にも使用します。収穫量は約3トン。30キロ入りの袋に入れて持ち運びすることになります。米袋の持ち上げにも効果がありますが、米袋を下ろす際にもアシストスーツが保持アシストしてくれる為腰の負荷をかなり軽減してくれます。

お客様の気持ちに寄り添う営業マン

 Fさんの作業を見学している際に、同行していた当社営業マンの宮下が「是非、作業を手伝わせていただきたい」とF様へ進言。稲の天日干し作業とトラクターへの稲の積み込み作業を一緒になって行いました。
「人手が増えて大変助かりました」と満面の笑みのF様。
「お客様が実際に行っている作業を体験して、お客様の気持ちに寄り添うことが大事です」と爽やかな笑顔で応じる宮下。二人が流した汗を、秋の気持ちの良い風がすっと乾かしていくのを感じました。

J-PAS LUMBUSⅡは「おいしいお米をつくりたい」をアシストしています。

より良い装着方法についてアドバイスする営業宮下
作業のお手伝いをさせていただきました。
稲穂を前に満面の笑みのF様
秋の空と二上山と稲穂の壁。3色のコントラストがとても美しい風景を作っていました。