尾崎 光晴
開発統括
イノベーション推進部
アクティブ・ライフ事業室 室長

尾崎 光晴

開発統括
イノベーション推進部
アクティブ・ライフ事業室 室長

尾崎 光晴

ご自身の経歴とアクティブ・ライフ事業室の概要を教えて下さい

軸受事業本部(現:産機・軸受事業本部)にてジョイントの開発、ステアリング事業本部(現:自動車事業本部)にてインターミディエイトシャフトの開発に従事。
その後イノベーション推進部に携わっております。アクティブ・ライフ事業室では、お客様の困りごとを、人と機械の調和「Human Harmonics 🄬」で、アクティブ・ライフ事業商品の企画、開発、生産管理・調達・品質を担当しております。

開発での苦労点を教えてください

今までの開発の広義の目的としては、自動車メーカの企業の要求に応えていくことでした。新規事業ではお客様とコミュニケーションを取らせて頂きながら困りごとを解決できればと考えており、その為に目標設定や仕様をどうすればよいかなどが非常に難しいと感じております。

特に「Human Harmonics 🄬」という一言でも表せますが、お客様に違和感なく触れて頂く・装着して頂く・操作して頂くなど、お客様と商品が一体となり、調和することであったり、お客様に「これはいいね!」と喜んで頂ける商品を届けられるように開発をしております。その中で、お客様にご協力を頂きながら商品をつくりあげることは、非常に喜びを感じております。

また、自動車部品は月何万と大量生産することにより、ボリュームディスカウントが掛かり、部品コストも低く抑えることが比較的容易ではありますが、新規事業の商品は少ない数量でも安く仕入れ、リーズナブルな価格でお客様に提供するということが非常に難しいです。ただ、少しでもお求めやすくなりますよう、原価低減や仕入先開拓なども積極的に行っています。

新規事業開発に求められるものはなんですか

技術先行で、
・「この技術を織込みたい」というようなプロダクトアウトになっていないか、
・ニーズに対して誤った思い込みをしていないか
を、お客様目線で物事を考えなければなりません。特に商品から適合するような領域を探すのではなく、“この領域の困りごとを解決する商品を開発する”という信念が必要であると感じています。

新規事業を通じてかなえたいビジョンを教えてください

少子高齢化社会の中で、高齢者の方が少しでも長く健康に生活や仕事ができるだけでなく、高齢者を支える方々がより良い職場環境になれるよう、一助を担えるよう真に喜んで頂ける商品を世の中に提供したいです。

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